<卓球・WTTサウジスマッシュ2024 日程:2024年5月1〜11日 場所:ジッダ(サウジアラビア)>

6日、WTTサウジスマッシュ2024は大会6日目を向かえ、男子シングルス2回戦が行われた。

男子シングルス2回戦では、世界ランキング20位の張禹珍(ジャンウジン・韓国)と同3位の馬龍(マロン・中国)が対戦。東京五輪男子シングルス金メダルを獲得し、先日のワールドカップでも35歳ながら優勝を飾った馬龍を相手に、張禹珍は序盤から積極的な攻撃でポイントを重ねる。対する馬龍も一歩も引かずに応戦し、第1ゲームはデュースにもつれるも、最後は張禹珍が取り切って先制に成功する。

続く第2ゲームも5-5までは互角の展開となるも、そこから張禹珍が4ポイント連取で9-5までリードを広げると、その勢いのままこのゲームも奪取。第3ゲームも勢い止まらぬ張禹珍が8-3までリードを広げ、馬龍も8-10まで点差を詰めるも、最後は張禹珍が3球目フォアドライブを決めて試合終了。張禹珍が馬龍に完封勝利を収め、3回戦に駒を進めた。

同じく2回戦では、世界ランキング68位のノシャド・アラミヤン(イラン)と同4位の梁靖崑(リャンジンクン・中国)が対戦。第1、第3ゲームを制した梁靖崑が先に王手をかけるも、アラミヤンが得意の粘る卓球で第4ゲームを制し、続く第5ゲームも勝利。アラミヤンが梁靖崑から金星を挙げ、ベスト16進出を決めた。

また、世界ランキング27位のジョナサン・グロート(デンマーク)と同6位の林高遠(リンガオユエン・中国)の対戦では、グロートが先に2ゲームを先取する波乱の展開に。林高遠も意地を見せて第3ゲームをデュースで制するも、再びデュースとなった第4ゲームは13-11でグロートが勝ち切り試合終了。ゲームカウント3-1で勝利したグロートが3回戦進出を果たした。

これにより、世界ランキング1桁台の中国人3選手が2回戦で敗退するという波乱の結果となった。

男子シングルス2回戦

〇ジョナサン・グロート(デンマーク)3-1 林高遠(リンガオユエン・中国)

〇ノシャド・アラミヤン(イラン)3-2 梁靖崑(リャンジンクン・中国)

〇張禹珍(ジャンウジン・韓国)3-0 馬龍(マロン・中国)

文:ラリーズ編集部